注文住宅は住宅展示場のモデルハウスが見本

注文住宅を考えたら、まずモデルハウス見学を

注文住宅で家づくりを始めようと決めた時、多くの人が最初に訪れるのが「住宅展示場」です。
そこには各ハウスメーカーのモデルハウスが建ち並び、家づくりの参考になる情報が詰まっています。

しかし、ただ何となく見学しているだけでは、本当に必要な情報を見逃してしまうこともあります。
モデルハウス見学は、家づくりにおいて重要な“初期情報収集の場”であることを意識しましょう。

モデルハウスは現実離れ? 実はそうでもない

住宅展示場のモデルハウスを見て「大きすぎて現実的じゃない」と感じたことはありませんか?
確かに展示用のモデルハウスは、豪華仕様で建てられているケースが多く、サイズも大きめです。

しかし実際には、そこで使用されている建材や設備(キッチン・洗面台など)は、一般的な注文住宅でも採用可能なものばかり。
家の広さに合わせて調整すれば、展示場のモデルハウスのような、洗練された家を建てることも十分可能です。

モデルハウスの“いいとこ取り”が理想の家をつくる

注文住宅の最大の魅力は「自由度の高さ」です。
建売住宅と異なり、自分たちの暮らし方に合わせて一から設計できます。

モデルハウスで気に入ったポイントを、ハウスメーカーに伝えて取り入れてもらうこともできます。
むしろ、複数のモデルハウスの“いいところ”を組み合わせて、自分たちだけの理想の家をつくれるのが注文住宅の醍醐味です。

担当者との打ち合わせでは、遠慮せず「この部分を取り入れたい」と伝えてみましょう。

モデルハウスの“見た目”に惑わされないよう注意

ただし注意したいのは、モデルハウスが必ずしも“住みやすさ”を追求して作られているとは限らない点です。
モデルハウスは、来場者の目を引くために見た目を重視した設計になっていることがあります。

例えば、収納が少なかったり、動線が現実的でなかったりと、実生活では不便を感じる可能性も。
そのため、デザインだけでなく、「実際に住んだらどうなるか?」という視点を持って見学することが大切です。

納得できる家づくりには、何度も足を運ぶことが大切

注文住宅で後悔しない家をつくるためには、住宅展示場には一度きりでなく、何度も通うことが大切です。
訪れるたびに新たな気づきや視点が得られ、理想の家のイメージがどんどん具体化されていきます。

また、ハウスメーカーの担当者とも回数を重ねて打ち合わせすることで、希望がより正確に伝わりやすくなります。
「理想の家づくりは一日にして成らず」。住宅展示場をうまく活用して、満足のいく住まいを形にしていきましょう。