
まず初めに僕たちは注文住宅で家を建てて住んでもうすぐ4年になります。
50坪くらいの注文住宅が10軒ほど立ち並ぶその区画でひときわ異彩を放っています。それは「異様な異彩」ということではなく調和のとれた「個性のある異彩」という意味です。
なぜかというと僕たちの家は工務店さんがこだわられている木造りの家だからです。そして僕はそのことに今もとても満足しています。
ではどのようにしたらここまで満足のいく家を建てられるのか?どのようにしたら腕の良い大工さんなどの職人さん、工務店で建てられるのか?
それは最終的には営利目的だけではない本当に僕たちの生活を考えてくださる工務店さんに出会えるかどうかが大きな分かれ道になると思います。
僕が工務店さんを選んだ最終的なものはご自分の家をモデルルームにして開放されていて、この方に建てていただいたらこんなふうな生活になるんだというイメージがはっきりと伝わり、また自分の家を開放している工務店さんなんて3年間探し続けて出会ったことがありませんでしたのでこの方は信用できるということで決定しました。ぜひ皆さんも一生に2度、3度とするような買い物ではないので運命が訪れるまで探し続けられる方が良いでしょう。
さてでは実際どういう点が良かったのか?という点をお伝えして行きます。まず僕もはじめは建売の3,500万くらいの家を探していて、大手住宅展示場やモデルハウス巡りを3年ほど土地探しと並行して行っていました。
どこもあまりピンとくるものがないまま、最終的に妥協するような形で1週間後には契約書に判を押す、という段階まで来ていました。それを知り合いの建築に詳しい方に相談したら、「いいところを紹介してあげる」と言われてこの工務店さんを紹介していただきました。最終的には4,500万まで跳ね上がりましたが僕は納得しています。
建売や特にモデルハウスなどは意味もない導線の引き方をしていたり、一見見た目は良いですが実際に住んだら何に使うの?というような部分がたくさんありました。(あくまで個人の感想ですが)
例えばリビングの真ん中に吹き抜けの穴が空いていてそこは1畳くらいの庭になっていて、これはどういうときに誰がここで何をするの?というスペースがあったり、よくわからない変な階段がついていたり、光の入り方が全然良くなかったり…現実的ではない部分が多い印象です。住宅展示場でモデルハウスを見学される際は、実際に住んだときにこれは何に使うのか?という視点でも見られた方が良いと思います。
一番重要なのは水まわりの導線を自分のイメージ通りにできるかを考えて見られるのが良いと思います。例えば洗濯機からの物干しまでの距離や風呂の位置などです。なので水回りは奥様のイメージを優先されるのが良いと思います。
照明に関しては僕の方がこだわりがありましたので全て僕が選びましたが、最終的にペンダントライトは工務店さんがお勧めしてくれたものが一番良かったなと今になって思っていますがまあ自分を許せる範囲ではあります。
造作家具は、最近の注文住宅ではタンスなどを持ち込むより造作でつくる建て付けのような感じの方が良いと思います。移動はできなくて固定されてしまいますが、掃除はしやすいですし一体感もありますし特に不便はしていません。また、地震などによる倒壊の心配も少ないです。
あとこだわったのは外観です。白に統一したのですが、予算の関係で正面だけ左官の塗りで残りの3面はガルバニウムという素材を使いました。とても調和のとれたデザインで今でも時折自分の家を外から眺めたくなります。
まとめますと、ここまで満足いくものができたのは依頼した工務店さんのおかげだと思います。棟上以降、途中段階でも何度も何度も打ち合わせをしてくれました。工務店さんのスタッフさん方もとても親身に聞いてくれたので大手にお願いするよりは小さくても親身になってくれました。注文住宅を建てるのであれば、そうした一生お付き合いのできる工務店さんを選ばれるのが一番良い選択だと思います。今でもお中元を毎年くださいます。
私の体験談が、お家づくりをされる方の参考になれば幸いです。