注文住宅のモデルハウス

私は注文住宅でマイホームを建てました。その注文住宅を建てる際に参考にするためにしたことをご紹介します。

まずは住宅展示場に足を運ぶことですが、事前にインターネットで調べてから行きました。住宅展示場にはたくさんのお家がありますので、ある程度見学する家に目星をつけておくためです。そして実際に足を運んでみることです。また、見学は何社かのモデルハウスを見ると良いでしょう。1つの会社だけだと情報や知識が凝り固まってしまうからです。

実際モデルハウスを回ってみて、住宅展示場のモデルハウスの写真や画像を見るだけではなく、実際に足を運んでみる事が最も重要だと感じました。暑い中、寒い中、見に行くという面倒臭い事をせずにいきなり決めたい気持ちもわかりますが、なぜ足を運んでみるのが重要かと言いますと、インターネットなどで資料請求をして取り寄せたパンフレットを信用して決めるのは非常に危険だからです。

なぜならば、それは「カタログマジック」と言うものがあるからです。カタログには写真がたくさん載っているのですが、これはあくまでもイメージ図でありキレイに加工している場合が多いです。

例えば、キッチンの写真を見て、これならば使いやすそうだなとか、おしゃれだなと思っても、いざその実物を見た時に果たしてこれは自分の想像通りなのか? と疑問が生じてしまいます。

必ずしもそうしたイメージ図や写真が嘘というわけではありませんが、奇跡の一枚というものがあります。まるで別の物じゃないかと思わされる事があるのです。今の時代、スマホで簡単に写真の加工ができるようにその技術は格段に進歩しています。また、アングルによって実際よりもステキに見せることができるのです。

もちろん実際の、ありのままのお家を載せている建築会社もありますので一概には言えませんが、そういった場合が多いということです。

他にも実際に行けなければ感じとれない事はたくさんあります。

例えば、ある会社は「家族全員でキッチンに立つことが出来るように、対面式システムキッチンを採用しました」などと書いてあり、イメージ図や写真ではいい感じでしたが、本当にそうであるかどうかは、カタログだけではなかなか判断できません。実際に家族全員で立ってみたら、狭い感じだったとなるかもしれません。また、窓の大きさなどもカタログではわかりづらいものです。大きい窓を設けたくて、採用したものの実際に完成してみたら思っていたのと違った…なんてことにもつながるわけです。

つまり、カタログやパンフレットだけ見て決めてしまうと、実物を見ていないので後々になって思わぬところで後悔してしまうという事も起こり得るわけです。また、注文住宅は自分達の建てる家の完成形を実際に建つまで見ることができませんので、イメージ力が重要になってきます。モデルハウスで完成形のイメージをつかむことは、注文住宅における家づくりの過程を楽しめることにもなりますし、失敗のない家づくりにもつながるのです。